こんにちは、『よしりん』こと 吉野 敏明(参政党 共同代表)です。
4月になり、入学式がすんで新生活を迎えている事でしょう。
子どもをもつ方々は、成長がうれしい反面、いろいろな心配がよぎるのではないでしょうか?
学校生活への不安といえばイジメ。
「親として何かできることがあるならしてあげたい」
「かといって過干渉も過保護もよくない」
親なら誰もが通るジレンマです。
しかし実は、イジメよりももっと深刻な問題があるのをご存知でしょうか?
■親が目を背けてはいけない問題
じつは10代の自殺が増えています。
文部科学省が1974年からしている調査でもっとも多くなり、死因の第一位にもなってしまったのです。
もっと言えば、これは先進7カ国で日本だけ。
脅すような言い方になってしまいましたが、これは目を背けてはいけない問題です。
では、自殺の理由とは一体なんなのでしょう?
イジメ?
そうではありません。
経済的な困窮でもなく、虐待を受けたとかでもない。
「なんとなく生きているのが面白くないから」
これが10代の自殺の理由 第一位です。
つまり、将来に希望をもてなくなっている。
「なぜ生きるのか?」がわからなくなってしまっている。
私のクリニックの患者さんからは、こんな相談がくることがあります。
自殺未遂を何回も繰り返している子どもがいて、「なんで絶対いつか死ぬのに生きなきゃならないんですか?」と言う。
そのときに、両親も学校の先生も説明できない。
「なぜ生きるのか?」
あなたは大切なわが子に説明できるでしょうか?
■「なぜ生きるのか?」
生きる目的、それは『成長する』ことです。
『鬼滅の刃』、あなたは観に行かれましたか?
わたしも遅ればせながら観ました。
煉獄さんに感動して、涙が止まりませんでした。
映画館では、小さなお子さんもみんな涙を流した。
『ワンピース』、少し古いところで『のび太の大冒険』、やはり感動する。
子どもの付き添いで行っただけのつもりが、見入ってしまって胸が熱くなる。
なぜ人は感動するのでしょう?
それは、『成長する』ことが、われわれの生きる目的だからです。
だから、困難を乗り越える姿に感動するのです。
■『生きる目的』から湧き上がる力
日本の教育では昔は、「なぜ生きるのか?」を一番最初に教えました。
これを『修身』といいます。
ただ道徳や倫理を教えるのではなく、日本の成り立ちや歴史、昔いた偉い人、世界にいたスゴイ人のことを教えました。
こうして、生まれ育ったこの国を子どもたちが好きになるようにして、「頑張れば、世の中をもっと良くしていけるんだ」という心を育んだわけです。
そのため明治初期までは、家庭でも学校でも職場でも、「成長することが人生の目的なんだ」ということが根底にありました。
だからこそ、誇りを守り魂を磨くために、命を捧げることさえありました。
命は人生が終わればなくなってしまいますが、誇りや魂は脈々と受け継がれていくからです。
『成長する』ことが人生の目的だから、命よりも大切なものがあったわけです。
だから、明治時代に欧米列強が世界中を侵略する中、唯一、日本だけが独立を守ることができました。
こんなことを言うと「軍国主義だ!」と言われそうですが、違います。
川で溺れそうな子どもを、見ず知らずの人が命がけで助けて亡くなるニュースが毎年あります。
あの人たちに垣間見える命の守り方、それを言っているのです。
しかし、先の大戦で負けた時、『生きる目的』を教えていた素晴らしい教育をGHQに壊されてしまったのです。
そして今、学校は、国語・算数・理科・社会しか教えないところになってしまった。
「なんで生きているのか?」がわからなくなってしまった。
だから、子どもたちは生きている実感がもてないのです。
■『生きる目的』を教えるには?
では、このまますべてをGHQのせいにしておけば良いのでしょうか?
戦後77年も経っているのに、学校が『生きる目的』を教えないままなのは何故でしょうか?
学校で教えてくれないからといって、誰にも教わることがないのは何故でしょうか?
それは、われわれ大人が成長していないからです。
大人が『生きる目的』を自覚していないから、子どもたちに教えることができないのです。
言葉で教えようとしてもダメです。口先だけでは伝わらない。
平成から30年以上、日本は成長どころか衰退の一途です。
これは人口減少や少子高齢化のせいでしょうか?
他の先進国も似たような状況なのに、成長を続けています。
政治のせいでしょうか?
今の政治家を選んだのは、他の誰でもなくわれわれです。
そんな無責任な姿を、われわれは見せてしまっていたのではないでしょうか?
子どもたちは大人の背中をみています。
大人が『生きる目的』をしっかり自覚して成長しなくてはなりません。
誇りをもって生き、魂を磨くのです。
そうして選択するひとつひとつの行動が、日本をふたたび豊かな国へしていくのです。
そして、イジメにも負けず、自殺なんかしようと思わない、子どもたちが「生きている!」と実感がもてるような学校教育を取り戻しましょう。
子どもたちに素晴らしい日本を受け継ぎましょう。
それが、『背中をみせる』ということではないでしょうか?
「なぜ生きるのか?」を背中で教える、それが親が子どもにできることではないでしょうか?
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