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REPORT

知らない内に増える社会保険料!? 予防医療へシフトして医療費の増大にストップを!

あなたは、給与明細に記載された「社会保険料」についてどれだけ意識していますか?

手取り給与を圧迫する天引きの「社会保険料」あなたは把握してる?「学校教育でも隠されている」
(Yahoo!ニュース)

社会保険料の引き上げには国会の承認の必要がないため、給与が上がっていないにも関わらず国民の知らない内に社会保険料が増え続けているということがこの記事で指摘されています。

毎月自動的に天引きされるものだから、支払わないと仕方ないから、とその金額や使い道について意識していない人も意外と多いのではないでしょうか。

しかし、超高齢社会を迎えて社会保障関連費が増大するとともに、あなたの知らない内に社会保険料の負担も密かに増え続けているのです。

■社会保障関連費の約3割が医療費

社会保障関連費に使われる税金は、毎年約40兆円近く(一般会計)となっており、国の予算に占める割合が一番高くなっています。

 

 

社会保障関連費には医療費も含まれ、医療費はその約3割を占めます。

現在、医療費を含む社会保障関連費は毎年約8,000億円ずつ増大し、財政を大きく圧迫している状況です。

これでは教育費や建設費、防衛費といった未来のための投資にお金を回せません。

このまま増え続ければ保険料が上がるだけではなく、保障制度の維持自体が困難になるでしょう。

■コロナ禍における医療資源配分の不均衡さ

新型コロナウイルスが発生して2年が経過しました。

現在も感染症対策は続いており、私たちは日々不安な毎日を送っています。

しかし、病気は新型コロナウイルスだけではありません。

そもそも日本人の死亡原因の第1位は癌です。毎年約40万人が、癌により命を落としています。癌以外にも、心疾患や糖尿病といった生活習慣病があり自殺も先進国では日本が一番多いです。

長年の生活習慣が原因となる癌や生活習慣病はともかく、自殺については対策をとることで確実に減らせる死亡原因です。

コロナウイルスだけではなく、これらの病気や死亡原因にも対処していく必要があります。

しかし、今の医療現場では、新型コロナウイルス対策ばかりに医療資源が使われているのです。

繰り返しになりますが、コロナで死亡する人も、自殺する人も、癌で死ぬ人も減らさなければなりません。

現在、年間1,000人強の死亡者のために数十兆円が使われ、癌で死亡する40万人の予防にはほとんどお金が使われていない状況なのです。

おかしいと思いませんか?

医療資源の配分を見直して、国民の命と健康を守ることが急務です。

■対症療法ではなく予防医療で健康を取り戻す

コロナ禍において、医療資源の配分の不均衡さが浮き彫りになったのはお話したとおりです。

その大きな原因は、現在の日本の保険医療制度では対症療法のみに医療費が使われ、予防については一切保険給付の対象になっていないことです。

わかりやすく言えば、「病気になったら保険を給付します。でも予防は自費で自分でやりなさいよ。」という社会制度なのです。

海外ではそうではありません。自費治療プラス、民間保険がほとんどです。このような制度だと、国民は病気にならないように自ら予防に力を入れるようになります。

医師側から見ても、現在の日本の保険制度は出来高払い制度ですから、医師や医療機関も検査をすればするほど、薬を出せば出すほど、病気が治らなければ治らないほど儲かる仕組みなのです。

そしてその財源は、みなさんが毎月払っている医療費と税金です。

みなさんはこのような仕組みを知っていたでしょうか?

私は長年医師を続けるなかで、このような保険診療の制度に違和感を覚え、自分のクリニックでは保険診療を辞めたのです。

今の日本の保険制度では国民を守っていくことができません。

現在の、検査と薬を中心とした医療から脱却して予防医療へとシフトし、日本人が昔から大切にしてきた伝統医療をもとに正しい医療を行う。

今の政治を変え、保険制度を変え、医療費を正しく配分し、正しい医療を行うことで、私は国民の本当の健康と命を守り抜きます!